母乳育児への取り組み

母乳育児を支える取り組み

妊娠中の支援

助産師外来

「なんでも相談できる窓口になりたい」

赤ちゃんにとっての母乳 妊婦健診の際に、助産師外来を実施しています。妊娠中の不安や疑問も質問できます。信頼できるスタッフとおっぱいのケアなどを含めた準備を一緒に行いましょう。  
当センターオリジナルの手作りパンフレットを無料でお渡ししています。  
また、妊娠中・出産後の食事については不安がある方は管理栄養士に相談することもできます。

入院中の支援

STS(早期母子接触)

「赤ちゃんが初めて口に咥えるのはお母さんのおっぱいであってほしい」

赤ちゃんにとっての母乳 出産直後のSTSは、出産直後のお母さんと赤ちゃんが肌と肌で触れ合う時間を大切にしています。経腟分娩でも帝王切開でも、可能な限り触れ合っていただく時間をサポートしています。

母子同室

「おっぱいが出るようになるまで私たちがしっかり寄り添います」

赤ちゃんにとっての母乳産後数日間は母乳分泌のスタートにとても重要な時期です。母子に大きな問題がなければ基本的には24時間母子同室を実施しています。

 はじめは頻回の授乳によって母乳分泌が促進されます。特に頻回授乳の時期は助産師がしっかりサポートしますので安心してください。

 また、母子同室を行うことで赤ちゃんと過ごすうちに、赤ちゃんの生活リズムや特徴が分かってきます。この体験が退院後の育児につながります。

多職種連携

「お母さん、赤ちゃんを皆で支えたい」

赤ちゃんにとっての母乳入院中の食事は管理栄養士が、栄養バランスを考えてメニューを提供。  
また、母乳分泌を促進するゴボウシを薬剤師が院内で煎じて提供しています。  
当院で分娩された全ての赤ちゃんは、産科医以外に、小児科医・整形外科医の診察があります。

退院後の支援

電話訪問

「お家での生活で悩んでいることはないですか?」

赤ちゃんにとっての母乳 退院後は赤ちゃんと自宅で過ごす初めての毎日に、入院中には無かった悩みや疑問が出てくることもあると思います。
当院で出産された方には助産師が無料の電話訪問を実施し、退院後の育児もサポートしていきます。

産後健診と育児相談

「お家でどれくらい大きくなったかな?」

2週間健診や1か月健診でも、お母さんの体調はどうか、赤ちゃんの体重増加はどうかなど、助産師や小児科医、産科医がしっかりサポートします。

授乳と薬

「お母さんに必要な薬は、安心して飲んで欲しい」

赤ちゃんにとっての母乳薬の多くは、添付文書では授乳中止と書かれています。しかし、母乳中への薬の移行はほとんどなく、実際は授乳を継続することができる場合も多くあります。

母乳と薬について専門の知識を持った薬剤師が最新のデータを収集し、それぞれの患者様と面談することで、授乳の中止を最小限にできるよう情報提供しています。