がんの診断と治療方法
がんの原因とその予防方法に関して、正しい知識を持ちましょう。
定期的に検診を受けることが、早期発見となり、がん根治につながります。
がんの予防と検診の種類
がん予防
がん予防のために、日常生活で気を付けること
がんは予防することができる病気です。
まったくがんにかからないようにするには無理としても、日常生活の改善をすることで、ある程度防ぐことはできます。ここでは「がんを防ぐための12カ条」をご紹介します。
- バランスのとれた食事をとる
- 毎日、変化のある食生活を
- 食べ過ぎを避け、脂肪は控えめに
- お酒はほどほどに
- たばこは吸わないように
- 食べものから適量のビタミンと繊維質のものをとる
- 塩辛い物は少なめに、あまり熱いものはさましてから
- 焦げた部分はさける
- カビの生えたものに注意
- 日光にあたりすぎない
- 適度にスポーツをする
- 体を清潔に
この「12カ条」は特別なことではありません。日常生活の中で少しだけ気を付ければ誰にでもできる簡単なことです。日常生活の中で、できるだけがんの原因を追放してきましょう。
がん検診
定期健診はどのような意味があるのでしょうか?
わが国のがんによる死亡者数は年間30万人を超え、死亡原因の第1位を占めるようになりました。しかし、診断と治療の進歩により、一部のがんでは早期発見・早期治療が可能となってきました。
症状がおきてから病院を受診するのではなく、定期的にがん検診を受けることで、がんを早期発見し、適切な治療を行うことができます。結果的にがんの死亡率を減少することができます。
がん検診を正しく理解し、受診しましょう。
がん検診について
がん検診は各市町が実施するものを受けることができます。また、お勤めの方は職場でも受けることができます。
症状がないまま進行するがんを早期発見するには、定期的にがん検診を受けることが大切です。
ここでは、神戸市がん検診についてご紹介します。
検診名 | 対象者 | 健診内容 | 検診会場 | 自己負担(一般) |
---|---|---|---|---|
胃がん検診 | 満40歳以上の市民 | 胃透視 | 地域巡回検診車 | 600円 |
肺がん検診 | 満40歳以上の市民 | 胸部レントゲン 喀痰細胞診 |
指定医療機関 | 1,000円 |
大腸がん検診 | 満40歳以上の市民 | 便潜血2日法 | 集団健診会場への持参、または郵送方式 | 500円 |
子宮がん検診 | 当年度20歳以上の偶数年の誕生日を迎える女性市民 | 内診 細胞診 |
指定医療機関 | 1,700円 |
乳がん検診 | 当年度40歳以上の偶数年の誕生日を迎える女性市民 | マンモグラフィ 視診・触診 自己検診の指導 |
指定医療機関 地域巡回検診車(予約定員制) |
40歳代:2,000円 50歳以上:1,500円 |
前立腺がん検診 | 満50歳以上の男性市民にお勧め | PSA検査 | 各区の集団健診会場(予約不要) | 1,500円、集団健診とセット受診の場合は1,000円 |
※上記がん検診の無料対象者は次の通りです
- 満70歳の以上の方
- 40歳総合健診受診券の対象者
- 生活保護法による被保護世帯
- 市民税非課税か均等割のみ課税の世帯
※申し込み方法や検診指定医療機関についての詳細は神戸市ホームページをご覧いただくか、当院のがん相談支援センターへお問い合わせください。
【予約】
(財)兵庫県予防医学協会 TEL 871-7758
【問い合わせ】
神戸市保健福祉局地域保健課 TEL 322-6515
※詳細につきましては神戸市ホームページをご覧下さい。
※検診内容や実施日時については市町によって異なりますので、兵庫県内で他地域の方は兵庫県ホームページをご覧下さい。