家族のケア
家族は第二の患者と呼ばれます。家族の誰かが病気になると、それまでの日常が変化し、様々な問題が生じることもあります。
心のケアは患者さんだけではなく、ご家族にも同じく必要であると考えられています。家族は、患者さんをケアする役割に没頭して、自分自身の心のケアを怠りがちです。また患者さんの精神的な支えになるために、自分のつらい気持ちを心の奥底にしまい込んで、気丈に振る舞うことが多いようです。
病気はご本人だけではなく、ご家族にとっても大きな衝撃であり、心理面、経済面、その他日常生活に大きな影響を与えます。
ご家族のストレスや心配事に対しても、心のケアの専門家が全力で支援します。
ご家族は、患者さんに心配を掛けることへの気遣いから、心のケアの専門家への相談をためらいがちです。
まずは、自分自身のつらさを認めることが大切だといえます。「療養中の本人に申し訳ない」などと考えて抱え込まず、お気軽にご相談ください。