整形外科

特色

  • 整形外科は我が国における脊椎専門病院の草分けの一つとして脊椎外科治療に貢献してまいりました。
  • 神戸大学附属病院、兵庫県立こども病院とも連携し、世界レベルの最先端高度脊椎手術を提供します。
  • 脊椎に関しては、小児から成人、高齢者まで様々な脊椎疾患に対応出来る数少ない医療機関の一つです。
  • 特に脊柱変形(背中の曲がり;側弯、後弯など)治療においては我が国で2番目、西日本では1番の実績をあげています(厚生労働省データより)。
  • 脊髄モニタリング、自己血回収、必要ならナビゲーション等を用い安全を最優先し手術を行っております。
  • 近年では、地域医療に貢献すべく骨折や関節疾患の治療も積極的に行っております。

全国病院別側弯症手術件数(2020年度)

順位 都道府県 病院 手術実績
1 福岡県 F病院 192
2 兵庫県 国立病院機構神戸医療センター 190
3 東京都 K大学病院 163
4 愛知県 M病院 127
5 愛知県 I病院 109
6 栃木県 D大学病院 99
7 静岡県 H大学病院 98
8 埼玉県 D大学病院 84
9 大阪府 O病院 80
10 愛知県 T病院 73

取扱う主な症状・疾患

取り扱う症状

首や背中、腰の痛み、手足のしびれ、各関節の痛み、手足の運動障害(字が書きにくい、箸が使いにくい、歩きにくい)、背中の曲がりなどがあれば脊椎や関節に問題がある可能性がたかく受診をお勧めします

 

取り扱う脊椎脊髄疾患

  • 脊柱変形
    乳幼児から高齢者までに脊柱変形(側弯・後弯)
  • 変性疾患
    頚椎症性脊髄症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、後縦靱帯骨化症
  • 炎症性疾患
    結核性脊椎炎や化膿性脊椎炎
  • 外傷
    脊椎骨折、脊髄損傷などの外傷
  • 腫瘍性疾患
    脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、癌の脊椎転移
  • 脊柱変形以外の小児脊椎疾患
    環軸椎不安定症、腰椎すべり症、腰椎分離症、環軸椎回旋位固定

取り扱う関節疾患

  • 変形性関節症
  • 肩腱板断裂
  • 肩反復性脱臼
  • 野球肘
  • 慢性関節リウマチ
  • 骨壊死症

 

取り扱う外傷疾患

  • 四肢の骨折
  • スポーツ障害 など

専門外来・検査

専門外来

  • 側弯症外来
    月・火・水・木・金の午後
  • 骨粗鬆症外来
    火の午後
  • スポーツ外来(学生に限る)
    月の午後

 

検査

脊髄造影(ミエログラフィー)、椎間板造影、神経根造影、椎間関節造影などを行いますが入院患者さん対象です。
(レントゲン、CT、MRIなどの検査は随時行っております)

治療方法

若年者の脊柱変形(学童期〜思春期特発性側弯症)

  • 脊柱変形の中で最も多い疾患は特発性側弯症といい、脊柱変形全体の60~70%は学童期〜思春期に発症する特発性側弯症です。
  • 学校保健法で検診が義務付けられており、本院は兵庫県の側弯症学校検診で中心的な役割を担っております。
  • 検診で見つかった患者さんは、まず装具等の保存治療を行います。夜間のみの装着で良好な成績が維持できています。
  • 無効例には脊椎にチタン合金などでできたインプラントを入れ様々な力を加え矯正します。

関連サイト:日本側彎症学会

成人脊柱変形(Adult Spinal Deformity: ASD)

  • 成人の背中の曲がりは,痛みや移動能力の低下だけでなく,呼吸や胃の消化などにも影響をおよぼします。
  • 背骨のかたちを整え,体の中から姿勢を維持するための手術治療をおこなっています.
  • 痛みなどで10m歩けなかった人が1000~2000m歩けるようになります。

早期発症側弯症(乳幼児側弯)に対する成長温存手術(growth friendly surgery)

  • 様々な病態に応じて手術法を選択しています。

VEPTRを用いた胸郭拡大術

Dual Growing Rod法

Shilla法

施設基準があり、行えるのは本院を含め全国で5施設のみです。
我が国で最多の治療実績があります。

頚椎手術

  • 頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症などに対し、前方固定術、後方固定術、椎弓形成術を行っています。

経皮的椎体形成術(Balloon Kyphoplasty: BKP)

  • 骨粗鬆症による脊椎の骨折に対し痛みをとる目的で行います。
  • 潰れた骨を風船で膨らませ,骨セメントを注入して骨の内側から固める手術です。
  • 手術は30分程度で終了し,翌日から起きて歩くことができます。

内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出手術

術前

術前

ヘルニア摘出術後

  • 腰椎椎間板ヘルニアにはできるだけ低侵襲な手術を心がけています。

腰椎すべり症を伴った腰部脊柱管狭窄症に対する椎体間固定術

肩腱板断裂

長期間続く肩の痛みでは、肩の腱板が断裂している可能性があります。MRIで確定診断を行い、保存的治療(手術以外の治療法)の効果がない場合は関節鏡による修復を行います。

関節鏡手術
皮膚を大きく切らずに小さなキズから内視鏡を関節に挿入して、モニターを見ながら手術を行います。

断裂している腱板        修復された腱板

反復性肩関節脱臼

肩関節が脱臼すると肩関節の関節唇が損傷している可能性があります。何度も脱臼を繰り返している場合は関節鏡による修復を行います。

断裂している関節唇

修復された関節唇

野球肘

投球時に肘に痛みがある場合は、肘関節の軟骨や靭帯を損傷している可能性があります。内側が痛い場合は靭帯損傷、外側が痛い場合は離断性骨軟骨炎、後方が痛い場合は疲労骨折や骨棘障害などを疑います。特に、成長期の小学生や中学生では、放置していると重症となることがあり、早期の病院受診をお勧めいたします。

手関節TFCC損傷

手関節の尺側部痛(小指側の痛み)が持続する場合、手関節のTFCC(三角線維軟骨複合体)が損傷している可能性があります。MRIによる診断を行い、装具などで安静にすることで症状は緩和します。しかし、なかなか症状が改善しない場合は関節鏡を用いて修復することもあります。

大腿骨頚部骨折と人工骨頭置換術
大腿骨転子部骨折と骨接合術

大腿骨頚部骨折と人工骨頭置換術

大腿骨転子部骨折と骨接合術

  • 高齢者の骨折の手術にも対応可能です。

人工関節置換術

  • 変形性関節症や関節リウマチ、大腿骨頭壊死、骨折などで変形した関節を金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工関節にいれかえることで痛みがなくなります。

全人工膝関節置換術

全人工股関節置換術

従来の人工肩関節置換術

リバース型人工肩関節置換術

外来担当医表

一診(初診) 林 伸 国分 毅
(予約・再診のみ)
国分 毅 川北 晃平 鈴木 哲平
二診 鈴木 哲平 川北 晃平 林 伸 宮崎 邦彦 伊藤 雅明
三診 古屋 誠彦 中島 慶太   宮島 明博 中島 慶太
腰痛外来 長谷川 徹
(第1・3・5週の午前のみ)
       
側弯症外来 担当医
(16:00~17:00)
担当医
(16:00~17:00)
担当医
(16:00~17:00)
担当医
(16:00~17:00)
担当医
(16:00~17:00)
脊椎側弯センター
(2F)
宇野 耕吉 伊藤 雅明
(初診のみ)
宇野 耕吉   宇野 耕吉
スポーツ整形
(2F)
国分 毅
(15:00~16:30)
       
備考 ★初診の方はできるだけ紹介状をご持参ください。
★手術等で担当医を変更する場合もあります。
★側弯症外来は午後4時からで完全予約制となります(担当医は当日に決定します)。
★腰痛外来5/16から開始します。

担当医の紹介

院長 宇野 耕吉
出身大学
出身高校
神戸大学 1984年卒業
大阪教育大学附属高校池田校舎
学位
専門・得意分野
博士(医学)神戸大学 1990年取得
脊椎一般、脊柱変形(小児から高齢者まで)、小児脊椎
所属学会、役職
専門医資格など

日本整形外科学会(専門医、認定脊椎脊髄病医)

日本脊椎脊髄病学会(評議員、脊椎脊髄外科指導医、脊椎脊髄外科専門医)

日本側彎症学会(監事、第46回学術集会会長)

日本脊椎インストゥルメンテーション学会(評議委員)

日本成人脊柱変形学会

日本小児整形外科学会(評議員)

乳幼児側彎症研究会(評議委員、第7,8,9回会長)

近畿小児整形外科懇話会(世話人)

Scoliosis Research Society:(脊柱側彎症の国際学会)(正会員)

Editorial Board:(英文医学学術誌の編集委員)

BMC Musculoskeletal Disorders

Spine Deformity

趣味、特技 剣道3段、スキー、スキューバダイビング、ガーデニング
ひとこと 患者さんの治療に関し、家庭環境や社会的背景も考慮し、患者さんにとって何が最良かを常日頃考えながら治療に取り組んでおります。
受賞歴

平成15年度高木奨励賞(肢体不自由児治療に貢献した医療者に授与される)

平成10年度脊柱変形ベストペーパー賞(日本側彎症学会)

John K.Moe Award (2015 Scoliosis Research Society)

整形外科部長 国分 毅
出身大学
出身高校
神戸大学 1996年卒業
広島学院高等学校
学位
専門・得意分野
博士(医学)神戸大学 2001年取得
上肢疾患(肩、肘、手)、スポーツ外傷
所属学会、役職
専門医資格など

神戸大学整形外科臨床教授

日本整形外科学会(専門医、認定スポーツ医)

日本肩関節学会(代議員)

日本肘関節学会

日本手関節学会(認定専門医)

日本関節鏡・膝・スポーツ学会

日本臨床スポーツ学会(日本スポーツ協会公認スポーツドクター)

日本人工関節学会

ヴィッセル神戸 チームドクター

趣味、特技 サッカー、自転車、スペイン語
ひとこと 肩、肘、手の痛みでお困りの方は是非ご相談ください。
受賞歴 Best Paper Award (2016 International Congress of Shoulder and Elbow Surgery)

整形外科部長 川北 晃平
出身大学
出身高校
神戸大学 2000年卒業
県立奈良高等学校
学位
専門・得意分野
博士(医学)神戸大学 2013年取得
人工関節、外傷、脊椎脊髄外科
所属学会、役職
専門医資格など

神戸大学整形外科講師(准教授)

日本整形外科学会(専門医、認定脊椎脊髄病医)

日本股関節学会

日本脊椎脊髄病学会(脊椎脊髄病指導医)

日本人工関節学会

日本骨折治療学会

日本側彎症学会

趣味、特技 登山、自転車、カメラ
ひとこと 患者さんの痛みや不安がなくなるよう努力いたします
受賞歴 CSRS-AP 2017 Best Poster Award

リハビリテーション科部長 鈴木 哲平
出身大学
出身高校
福井大学 2001年卒業
兵庫県立神戸高等学校
学位
専門・得意分野
博士(医学)神戸大学 2009年取得
脊椎脊髄外科(特に側弯症をはじめとする脊柱変形:小児・成人・高齢者)
所属学会、役職
専門医資格など

神戸大学整形外科臨床講師

日本整形外科学会(専門医、認定脊椎脊髄病医)

日本脊椎脊髄病学会(脊椎脊髄外科指導医、脊椎脊髄外科専門医)

日本側彎症学会(評議員)

日本成人脊柱変形学会(幹事)

日本小児整形外科学会

日本脊椎インストゥルメンテーション学会(評議員)

近畿小児整形外科懇話会(世話人)

中部日本整形外科災害外科学会

趣味、特技 スノーボード
ひとこと 丁寧な説明を心がけています
受賞歴

2008年 第19回国際頚椎学会 日本支部奨励賞

2016年 第50回日本側症学会 ベストポスター賞

整形外科医師 伊藤 雅明
出身大学
出身高校
富山大学 2007年卒
兵庫県立龍野高等学校
学位
専門・得意分野
博士(医学):神戸大学 2018年取得
脊椎一般、脊柱変形(小児から高齢者まで)、小児脊椎
所属学会、役職
専門医資格など

日本整形外科学会(専門医、認定脊椎脊髄病医)

日本脊椎脊髄病学会(脊椎脊髄外科指導医、脊椎脊髄外科専門医)

日本側彎症学会

日本小児整形外科学会

日本脊椎インストゥルメンテーション学会

中部日本整形外科災害外科学会

趣味、特技 ゴルフ、スノーボード
ひとこと 一人一人の患者さんに合った診療方針を一緒に考えていきたいと思います。
受賞歴 2018年 ISSLS Best Poster Award

リハビリテーション科医師 林 伸
出身大学
出身高校
徳島大学 2008年卒業
山口県立徳山高等学校
学位
専門・得意分野
・・・
整形外科一般、外傷
所属学会、役職
専門医資格など
日本整形外科学会(専門医、認定リウマチ医、認定スポーツ医、認定リハビリテーション医)
趣味、特技 ゴルフ、キャンプ
ひとこと 一人一人丁寧な診療を心がけています。
受賞歴 ・・・

整形外科医師 中島 慶太
出身大学
出身高校
琉球大学 2015年卒業
広島学院高等学校
学位
専門・得意分野
・・・
整形外科一般
所属学会、役職
専門医資格など
日本整形外科学会(専門医)
趣味、特技 野球
ひとこと 地域に貢献できるように尽力します。

整形外科医師 古屋 誠彦
出身大学
出身高校
神戸大学 2016年卒業
函館ラ・サール高等学校
学位
専門・得意分野
・・・
整形外科一般、脊椎
所属学会、役職
専門医資格など
日本整形外科学会(専門医)
日本脊椎脊髄病学会
中部日本整形外科災害外科学会
趣味、特技 読書、温泉、フットサル
ひとこと 患者さんに信頼される医師を志し、日々診療に当たっています。

整形外科専攻医 宮島 明博
出身大学
出身高校
山口大学 2017年卒業
愛光高等学校
学位
専門・得意分野
・・・
整形外科一般
所属学会、役職
専門医資格など
日本整形外科学会
中部日本整形外科災害外科学会
趣味、特技 テニス
ひとこと 一人一人の患者さんに寄り添えるよう頑張ります。

整形外科専攻医 草葉 光樹
出身大学
出身高校
神戸大学 2019年卒業
兵庫県立神戸高等学校
学位
専門・得意分野
・・・
整形外科一般
所属学会、役職
専門医資格など
日本整形外科学会
中部日本整形外科災害外科学会
趣味、特技 スポーツ観戦
ひとこと 患者さんに寄り添った治療を心がけます。

整形外科顧問(腰痛専門外来担当) 長谷川 徹
出身大学
出身高校
川崎医科大学
倉敷青陵高校
学位
専門・得意分野
医学博士
脊椎外科 低侵襲脊椎手術
所属学会、役職
専門医資格など

日本整形外科学会 名誉会員

川崎医科大学名誉教授

国際腰椎学会(ISSLS)正会員

日本脊椎脊髄病学会(脊椎外科指導医)

聖隷淡路病院 特別顧問

趣味、特技 テニス
ひとこと 腰痛を専門としています
受賞歴 1997 AOA International Taraveling Fellow

診療実績

2018年4月1日~2019年3月31日

患者数
外来新患者数 2,713
新入院患者数 1,445
手術件数 824
(うち脊椎手術:532)

部位別手術件数
頚椎手術 79
胸椎手術 142
腰椎手術 311
その他 292

整形外科手術実績
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
脊椎・脊髄外科
(外傷含む)
脊柱変形
(側弯症含む)
若年者
(~20歳)
119 121 122 99
成人
(21~65歳)
50 46 39 33
高齢者
(66歳~)
40 48 44 37
脊柱変形以外の脊椎疾患 頸椎 78 100 104 76
胸椎 23 26 28 17
腰椎 168 175 214 265
脊椎・脊髄腫瘍 9 5 7 5
脊椎・脊髄外科 計 487 521 558 532
関節外科 股関節 人工関節 13 24 10 23
人工骨頭 37 29 41 45
その他 3 5 3 2
膝関節 人工関節 19 12 20 27
その他 1 1 1 2
その他 0 0 0 0
関節外科 計 73 71 75 99
外傷
(脊椎・人工骨頭手術除く)
骨接合 上肢 10 20 33 38
下肢 75 82 93 78
その他 上肢 11 5 12 26
下肢 13 15 18 21
外傷 計 109 122 156 163
その他 9 6 13 30
総計 678 720 802 824