皮膚科

特色

皮膚に異常があれば、まず皮膚科にご相談を – 「皮膚は内臓の鏡」と言われるように、皮膚の病気から全身の病気がわかることが多々あります。 皮膚の状態から全身の病気が無いか常に考えながら日々の診察を行い、皮膚だけでなく総合的に病気の判断をいたします。

他病院との連携 – 当科では、地域の開業医と連携し、入院や手術が必要な患者を積極的に受け入れております。また、地域の枠を超えた皮膚科医のネットワークにより、あなたに合った適切なアドバイスをいたします。

取扱う主な症状・疾患

取り扱う疾患

皮膚疾患全般の診断と治療をしています。 ダーマトスコープ(ダーモスコピー)、皮膚エコーを診察室で行い、診断、治療効果の判定の助けにしています。

臨床写真、皮膚病理組織像を電子カルテに取り込み記録し、診療に役立てています。

 

専門外来・検査

検査

診察日の午後、予約制で検査を行っています。

  • 皮膚疾患の生検
  • 日光による皮膚病変に対する光線テスト
  • 接触皮膚炎や薬疹などの原因物質検索に パッチテスト、スクラッチテスト、皮内テスト

治療方法

評価の定まった治療法を基本としています。

皮膚疾患の局所治療としての軟膏療法、全身療法としての内服療法、注射療法を適性使用により実施しています。 良性、悪性腫瘍の治療は外科的手術、凍結外科療法(液体窒素による綿球法、スプレー法、金属プローベ法)、高周波メスによる電気外科療法、抗腫瘍外用剤などを選択します。 乾癬、掌蹠膿疱症、白斑、菌状息肉症などに、症状にあわせて光線療法を行います。 陥入爪(巻き爪)は、症状により人工爪療法、ワイヤー法、フェノール法などの方法で治療します。

重度の腋窩多汗症には、ボツリヌス療法を行います。

【自費診療のご紹介】

自費診療とは、現在の保険制度で請求することは認められていませんが、医学的に効果があると分かっていることを、患者さんの自己負担で行う治療です。

  • 男性型脱毛症
    内服治療薬フィナステリド錠(プロペシア®錠)を処方しています。
  • 美白剤
    いわゆる“しみ”、老人性色素斑、肝斑、雀卵斑、怪我や火傷で痕の色が残った炎症後色素沈着を対象とします。多くの方で効果がありますが、完全に消えるわけではありません。また敏感肌の方は注意が必要です。5%ハイドロキノン軟膏と10%ハイドロキノン軟膏を当院で調剤し処方しています。 持続的に使用できるハイドロキノン4%配合のコンシラー(SPF50PA+++)、ビタミンCローションも処方しています。
  • ケミカルピーリング
    グリコール酸を用いて、皮膚表面及び毛穴部分の角質を剥離し、新しい角質の再生を促します。グリコール酸はフルーツ酸の一種で、コラーゲンの合成促進、美白効果があり、皮膚にハリが出てきます。ニキビの方には特に効果的です。 疾患、症状、皮膚の状態により、最適なピーリング剤の濃度を選択し、皮膚科医が行います。効果は初回から期待できますが、4~5回の施行をお勧めします。
  • 巻き爪矯正
    コレクティオは巻き爪を自然な爪へと導く矯正治療です。爪の両端にワイヤーを引っ掛け、ねじあげるだけなので短時間ですみます。母趾以外の幅の狭い爪も矯正可能です。形状記憶合金ワイヤー、超弾性ワイヤーのマチワイヤも使用しています。

外来担当医表

午前診 竹内 聖二 松澤 惇 竹内 聖二 休診 竹内 聖二
松澤 惇     松澤 惇
午後診
(予約のみ)
検査・処置   検査・処置 検査・処置
備考 ★午後診は完全予約制となり、患者さんからの直接予約は受け付けておりません。

担当医の紹介

皮膚科部長 竹内 聖二
出身大学
出身高校
大阪大学
・・・
学位
専門・得意分野
医学博士(1998年大阪大学医学研究科)
皮膚科学・分子生物学
所属学会、役職
専門医資格など
日本皮膚科学会
日本皮膚科学会皮膚科専門医
趣味、特技 ・・・
ひとこと 皮膚科診療を通じて社会に貢献できればと考えています。

皮膚科医師 松澤 惇
出身大学 2015年卒業

診療実績

令和3年度

患者数
外来新患者数 310
新入院患者数 65
述外来患者数 6,421
1日平均在院患者数 3.3
平均在院日数 18.6
新入院患者数(月平均) 5.4
1日平均外来患者数 26.5
紹介率(月平均) 11.3
逆紹介率(月平均) 7.2
手術件数
良性腫瘍切除術 47
悪性腫瘍切除術 4
遊離植皮術 2
デブリドマン 1
陥入爪手術 10
皮膚生検 154