基本理念・基本方針
●独立行政法人 国立病院機構の理念
私たち国立病院機構は国民一人ひとりの健康と我が国の医療の向上のためにたゆまぬ意識改革を行い、健全な経営のもとに患者の目線に立って懇切丁寧に医療を提供し質の高い臨床研究、教育研修の推進につとめます。
●神戸医療センターの理念
すべての人の立場にたった医療サービスを提供します。
●神戸医療センターの基本方針
- 人権を尊重し、良質・安全な医療サービスを提供します。
- 政策医療の専門医療施設として医療水準を高め、臨床研究・教育研修・情報発信を行います。
- 地域の医療機関と緊密な連携を行います
- 健全な病院経営につとめます。
- すべての職員は改善意識と目的意識を持ち、医療サービスの向上につとめます。
●臨床における倫理方針
当センターでは、患者さんの尊厳及び人権に配慮し、医療の進歩に貢献します。
1. 患者さんの人権を守ります。
- 説明義務(がん告知、知る権利に関するインフォームド・コンセントの徹底)
- 守秘義務(個人情報保護)
- 患者さんの立場にたった対応で良好な信頼関係を築くこと
2. 患者さんの自己決定権を尊重します。
- 治療方法の選択(医療従事者との相互理解による患者さんの意思表明を尊重)
- 医療参加(「患者さんの権利」に関する当センターからのお願い)
3. 生命倫理に関するガイドラインを遵守して、治療を行います。
- 人工授精及び出生前診断の問題に関わるガイドラインの遵守
- 人工妊娠中絶に関わる母体保護法の遵守
4. 倫理委員会で審議を行い、治療方針を決定します。
- 安楽死、尊厳死、ターミナルケア、延命治療など生命の尊厳に関する問題
- 人工臓器・遺伝子治療など新しい治療技術の開発
- 患者さんの信条と医療行為の妥当性に関する問題
5. 医療の進歩に必要な研究を実施します。
- 説明義務(インフォームド・コンセントの取得)
- 守秘義務(個人情報保護)
- 人権の擁護(個人利益の優先)
- 「独立行政法人国立病院機構臨床研究等倫理規程」及び「神戸医療センター臨床研究等倫理細則」の遵守による適正な推進
- 受託研究審査委員会の審議による受託研究、医薬品・医療用具の臨床試験などの実施