放射線治療室
概要
当院では、乳がん・肺がん・子宮がん・直腸がん・食道がん、骨転移や脳転移、疼痛緩和や出血防止のための放射線療法を年間約100名の方が受けられています。
治療機器
Elekta社製 Synergy
治療室の様子
待合室 |
治療室入り口 |
治療室内更衣場所 |
治療台 |
スタッフ紹介
医師:1名(非常勤神戸大学医学部付属病院放射線腫瘍科)
診療放射線技師:4名(女性スタッフも含む)
看護師:2名(がん看護専門看護師1名)
治療時間
月曜日~金曜日 8:45~12:00まで(原則土日祝日はお休み)
治療スタイル
原則、通院治療が可能です。体調や治療の種類によっては入院での治療になります。
通常1日1回、週5回(月~金)治療します。治療回数は、治療部位、目的により異なります。
特徴
地域の皆様に当院の放射線療法を受けていただけるよう柔軟に対応します
- 通院しやすいという利便性から放射線治療だけ当院を受けていただくことも可能です。
- 在宅療養の継続を強く希望されている骨転移の激しい痛みを抱えた患者さんには、1度の受診で1回の放射線治療で終わるよう調整することも可能です。
全スタッフが丁寧にかつ全力で治療完遂できるようサポートします
- 有害事象(副作用)対策も病院全体で取り組んでいます。
★放射線食道炎ケアの紹介★
放射線による食道炎が生じた場合、痛みや食事摂取が困難な状況になる場合もあります。当院では、症状の重症化を防ぐよう7職種(医師・診療放射線技師・看護師・薬剤師・管理栄養士・言語聴覚士)が連携してサポートします。
放射線食道炎ケアプロトコールの紹介(口腔ケアパンフレット)
患者さんと医療者が一緒にケアできるように工夫しています
治療開始までの流れ
①診察
放射線治療科医師による診察を受けていただき、治療方針を決定します。
ご家族もご一緒に同席ください。
②治療前のオリエンテーション
看護師による治療全体の流れ、副作用と対処法などについてパンフレットを用いて説明します。
生活スタイルに合わせて治療を受けていただけるようご相談させていただきます。
③治療準備のためのCT撮影
治療に必要なCTを撮影します。15~20分程度かかります。
毎回同じ位置を正確に治療できるように、位置を合わせるために必要な印を体に付けます。
④初回治療
20~40分程度かかります。放射線療法は、光や熱さ、痛みを感じることはありません。
全身の力を抜いてリラックスして治療台に寝ていただきます。
毎日の治療の流れ
①受付
放射線科受付に診察券を提示していただきます。
②診察
毎週金曜日のみ放射線治療科医師による診察があります。
③治療
10~15分間程度かかります。
④会計
治療後、会計に進んでいただき終了です。
⑤治療後オリエンテーション
治療終盤に看護師によりパンフレットを用いて日常生活で気を付けていただく点などを説明します。
治療が継続できるよう相談しながらサポートさせていただきます |
よくある質問
放射線治療の費用はどのくらいかかりますか?
高額療養費制度が使えます。(がん相談支援センターのページへ)
<乳がん放射線治療費の一例>
治療中、治療後に孫を抱いてもいいですか?
体外からの照射においては問題ありません。
放射線はあてているときのみ機械から出ていますので治療室を出た後、
身体から出ることはありません。ただし、一部の小線源治療では身体から放射線が
でることもありますので、確認をしてください。
治療によって髪の毛は抜けますか?
頭部に放射線を当てた場合には、副作用で髪の毛が抜けることがあります。
頭部以外に放射線をあてた場合は、放射線の影響で髪の毛が抜けることはありません。
ご不明な点などがあればいつでもご相談ください。
神戸医療センター 放射線治療室
Tel.078‐791-0111(代表)
神戸医療センター放射線治療室活動実績
平成30年度 国立病院機構QC活動 近畿ブロック優秀賞受賞