診療放射線科
RI(アイソトープ検査)を受けられる患者様へ
RI(アイソトープ)検査
RI検査は目的部位に応じた放射線を放出する少量の放射性医薬品を静脈から注射します。体外に置かれた検出器(ガンマカメラ)で体内の状態を撮像する検査です。
投与された放射性医薬品は、種類によって目的の臓器や器官に集まる特性があります。放射性医薬品からでる放射線量は少量で、時間の経過とともに減少し、早いものでは数時間、遅いものでも数日の半減期(放射線を放出する能力が半分になる時間)で弱くなります。体内では、排尿・排便により速やかに体外へ排泄されます。
検査項目
脳血流、肺血流、唾液腺、甲状腺、心筋、腫瘍、骨、消化管系ど多岐にわたります。
検査目的臓器の形や機能を検査できます。
検査名 | 投薬から検査開始までの時間 | 検査所要時間 | その他・注意事項 |
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骨 | 3時間 | 40分 | 検査直後に排尿 |
心筋 | 30分 | 30分 | 昼からも撮影する場合があります。#1 |
ガリウム | 48時間 | 40分 | 検査前日に下剤を服用 |
脳血流 | 検査直後 | 60分 | 特に無し |
#1 負荷心筋の場合、朝絶食で来院いただき、自転車を漕いで、心臓に負荷をかけた時の心臓の筋肉の状態と時間をおいて、昼から心臓に負荷を掛けない安静心筋の2回を撮影する場合があります。
検査内容につきましては、主治医とよくご相談ください。