診療放射線科
CT撮影
80列CT装置(多列検出器型CT)
CTとはX線を回転しながら多方向から照射し、検出器で得られたデータをコンピュータで処理することにより体の断層画像を得る検査のことです。
当院のCT装置は東芝社製のAquilion PRIME(Beyond Edition)です。このCTは平成25年5月に関西で当院が初めて導入した最新のCT装置であり、「高速撮影」「高画質」「低被ばく」を高い次元で両立できる装置です。
0.5mmの断層画像を、1回転0.35秒で撮影することが可能で、通常の撮影は5秒ほどで完了となります。
また、新たな被ばく低減技術であるAIDR3Dテクノロジーを搭載し、より低線量で撮影することが可能になりました。撮影して得られた画像はコンピュータ処理することにより、いろいろな断面の画像や3D画像(立体的な画像)を作成することもできます。
放射線科ではこの装置の性能を生かし、患者さんの負担を減らしつつ、高精度で良質な画像情報の提供を行っています。
CT検査の注意事項と造影検査について
検査前について
検査中について
検査後について
検査所要時間について(あくまで目安の時間)
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造影CTについて造影剤を使用することによって血管や病巣がわかりやすくなり、より有効な診断が可能になります。 CTの造影剤はヨード造影剤で基本的に腕の静脈から注入します。この際身体が熱く感じることがありますが、すぐに消失しますのでご心配いりません。 造影剤にて、まれに副作用が生じる場合があります。異変を感じたり、ご気分が悪くなった場合は、すぐに検査スタッフへお伝え下さい。放射線科医師が適切な処置を行いますのでご安心下さい。 造影剤検査注意事項次に該当する方は事前にお知らせ下さい。
検査当日の食事について検査予約時間の4時間前からは食事をとらないで下さい。水やお茶などの水分はお飲み頂いて構いません。 ただし、医師より水分摂取の制限がある場合は除きます。 造影検査後について造影剤は尿と一緒に排泄されます。検査後は水分(お茶、水等)を多めにとって排尿を促してください。 ただし、医師より水分摂取の制限がある場合は除きます。ごくまれに造影剤の副作用として数時間~数日の間に発疹や頭痛、吐き気などがみられることがあります。 症状がひどくなるようでしたら、検査指示を受けた外来に遠慮なくご連絡下さい。 なお、わからない事や不安な事がありましたら、主治医、または放射線科医、検査スタッフにお尋ね下さい。 |