Q6.ホスピス・緩和ケア病棟とはどんなところ?

一般的には、ホスピス・緩和ケア病棟ではがんを治すための治療が体力的に難しい患者さん、またはそういった治療を希望しない患者さん、がんによる様々なつらさを楽にするためのケアをしてほしい患者さんを受け入れています。施設によっては介護者の休養のための一時入院(レスパイトケア)ができる場合もあります。
また患者自身への病気の告知を入院の前提条件としている施設もありますので、各施設にたずねてみてください。

ホスピス・緩和ケア病棟では患者さんとご家族が安心して療養生活を送ることができるように、様々な配慮がなされています。
例えば、患者さん一人あたりの病棟や病室の面積は、一般の病院に比べて広くなっています。看護師の配置についても、一般の病棟に比べて手厚いものになるよう基準が設けられています。
また、可能な限り患者さんの希望に添えるようにしています。
患者さんとご家族の方が一緒に過ごせる時間を大切にしているため、面会・外出・外泊の制限は一般病院に比べて緩やかで、希望があればご家族が付き添うこともできます。個室が多くプライバシーも十分配慮されています。
また、患者さんの体調が落ちつけば退院することも可能です。